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今夜の番組チェック

歴史を創る者 その1 『埋もれた才能と思想と』



数々の事件を解決し、その実績は父を超えるとまで言われる若きマギ・ステルマギであるネギ・スプリングフィールドとそのパートナーである明日菜(旧姓「神楽坂」)。

2人の存在は魔法界で敵なしとも言われていた。

しかしそんなある時、ネギは明日菜に、

「ねぇ、アスナさん。なんで僕達、魔法について普通の人達に知らせてはだめなのかな。」

「そりゃあ、言っても信じないからじゃない?」

「でも、のどかさんや夕映さんのように微量ながらに魔法を使う才能を持った人は世の中にたくさんいるんだよ。」

「それでもやっぱり才能で出来る人と出来ない人との差が出るじゃない。」

「差なんてものは、この競争社会においてあって当然なんですよ。それに魔力の才がなくても超さんやハカセさんみたいにそれを応用する理論を打ち出すことが出来る人もいるし。」

「あの2人は天才すぎるから、普通の人と違うものって考えた方がいい気がするけど、、、。」

明日菜が苦笑いしながらそう言うと、ネギは一呼吸置いて

「僕、気がついたんだ。」

「何に?」

「魔法の悪用と流出を、防ぐための機関が現状は裏で実際の社会を支配するための機関となっていることに。」

「それって、」

「一般人と僕達に能力的差があるのは当然の話しです。でもその差を明るみに出さないように徹底をすることによって才能の芽を摘み取る事になる。そして、」

「そして?」

「アスナさんみたいな普通、魔法使いにとって。いや、魔法使いだけじゃなくて魔法生物、魔力、呪力、気など全てを使う者にとって、天敵のマジックキャンセラーを一般人の中に埋めてしまおうとしてるんですよ。」

「え、」

「だから、才能を潰すだけじゃなく、1人でも多くの人の才能を生かせる世界を。」

ネギはウインクして

「僕と、一緒に創りませんか?」

「それって、」

「ハッキリ言って、戦争が起こります。でも、僕がどんなにそれらの新しい組織の上にたったとしてもまず、最前線で働きます。」

戦争、その言葉をハッキリ言ったネギの表情は非常に険しかった。

「言わせてもらえば、アスナさんが賛成してくれないかぎりこんなことはやりませんが、、、。」

「な、なんでよ。」

「自分のパートナーすら、自分の思想に賛同させられない人間が起こす反乱なんて無意味じゃないですか。指導者として根底が崩れてるじゃないですか。」

明日菜は黙った、

明日菜は理解していた。あの日にネギに会わなければ、様々な事件に出会わなければ、今、こうして自分の才能を生かせた仕事はしていないだろう。

ただ、戦争という言葉がどうしても心にひっかかった。

「戦争が起こる事はあくまでも古き時代の思想を捨てられずにいる人間の生みの苦しみです。あの頃と違って成功率は、勝算は十分にあるんですよ。」

「戦争、戦争って。あんたそんなに戦争をしたいの?」

「ハッキリ言って、嫌ですが。眠った才能は普通は気づけないんですよ。でも、家系的問題で必ず気付かされる人間が気付かずにいる人間を監視しつづけるこの世界は僕にとっては偽りにしか見えないんですよ。」

魔力に関する問題はほとんどが家系で絶対量が決まってくる。

ネギ自身もサウザンドマスターの息子だから普通の人と比べて膨大な魔力を持っているという自覚があった。

ただそのことが逆に純粋すぎるネギには「サウザンドマスターの息子だから」当然魔力の量が膨大で、当然魔法を知っていて使いこなせる。

そのことそのものに疑問を抱かずにはいられなかった。

「見えない力に自分の力を、可能性もセーブさせられ断絶させられる世界、それならば目に見える争いの後に合衆国でアフリカン・アメリカンが南北戦争の後に自由をえたように解放して
あげたいと思うんですよ。」

明日菜はしばらく考えていたそして、

「でも、あんた。それって、本当にやりたかったことなの。使命感だけじゃないの。」

「いえ、学園祭の前夜祭があったあの日以来。だから、もう8年になりますか。ずっとやってみたかったことなんですよ。夢じゃなくて野望として、」

ネギの瞳は、幾度となく明日菜をドキリとさせてきた男としての光を帯びていた。

明日菜は首をカクリと垂らして、

「しょーがないわね。あんたにどこまでもついていくって決めたのは私だからね。」

そう言うと明日菜はネギに軽くキスをした。

数々のネギ・スプリングフィールドの行ってきた実績の中で後にもっとも偉大なとももっとも愚かなとも言われる、『百日戦争』の始まりの時であった。

-戦争が終結するまであと「100日」



あとがき
今回は続き物で、(多分まったれはすぐに飽きがくるので2〜3までには終わると思います)
設定を説明するとヒロインはアスナ。ナギは死んでる。
の2つの根底の設定があります。
とりあえずこの家系論や、魔法世界と一般世界の隔離のされ方の強調は80時間目を読んでこんな見方もできるのでは?
という「勢い」だけで書いてます。(「だけ」です)
戦争をテーマにしてますが、基本的にネギま!なので魔法バトルが基本になりますが、
まったれは本来は戦争は嫌いな人間です。
(イラク戦争は起こすべきではなかったと思う人間のひとりです)
アスナヒロインは重い話になるなぁ。(そして夕映ヒロインならドロドロとした昼ドラ的な展開になってしまう)
では待て次回〜(オイ)

まったれさんSS  頂きもの